神戸の路地から
神戸の路地から、政治についてぼやいたり叫んだりするブログ
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日だまりの老犬           (加島一正)

Author:日だまりの老犬           (加島一正)
神戸の下町でちっちゃな塾を営んでいる、団塊じいさん。
どんな子でも自立して社会に出れば、そこそこ幸せな生活ができるような世の中にしたくて、がさごそと動く今日この頃。
心がける合い言葉は、「あきらめず、しなやかにしたたかに。」



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空っぽの国、日本
「仏造って魂入れず」
この言葉がぴったりの、日本。
国の基本的な制度は、見かけだけで中身は全く無しの空っぽ。
日本の「民主主義」は、張り子のお飾りもの。

憲法の3大原則も骨抜きになっている。
「国民主権」の実態は、「官僚主権」の独裁国家である。
「平和主義」は、アメリカのご都合次第でどうにでも変えられる。
「基本的人権の尊重」など、これっぽっちも考えられたことはない。

「3権分立」も建前だけ、全て内閣が牛耳っている。
国会は、能力のない3流政治家に独占され、官僚の手の平で猿芝居を演じているだけ。
裁判所は、公正な心を失った役人が上を窺いながら 、裁判ゴッコをしているだけ。
内閣そのものも、官僚の振り付けで動く操り人形。

地方自治体は、中央政治のミニチュア版。
中央官僚の支配下に置かれ、地方議会などは何の役割も果たしていない。

人間の心も空っぽ。
高級役人も、政治家も、企業家も、学者も、マスコミ人も、
勝ち組と言われる「偉いさん」たちは皆、
自分の職業の社会的役割や責任を忘れ、お金儲けと保身に走るだけ。

そして、私達のような庶民と言われる人間達は、
自分で考えることを止め、大事なことは誰かにお任せで、身の回りの狭いことしか関心がない。
毎度毎度の選挙では、情けないほど恥ずかしい低投票率。
何も考えずに黙々と働くので、お金儲けはそこそこできたけれど、
振り返れば、自分たちの命と暮らしを守る社会の仕組みは、見事なほど空っぽにされている。

こんな歳になってやっと、
自分の国の形がこんなにボロボロだということを、つくづく気づかされた。
最初は阪神淡路大震災、次は東北大震災、重ねて原発事故。
これら大きな災害が、いやでも空っぽな日本の真の姿をさらけ出した。
そしてネットの力のお陰で、その日本の真の姿がやっと私達にも伝わってきた。
なんと永い月日が流れてしまっていたのか。

自分たち団塊の世代「戦争を知らない子ども達」はもう初老だ。
今まで、日本がこれほど空っぽな国だということを、知らなかったのが恥ずかしい。
思えば、私の父は「日中・太平洋戦争」に行かされた。祖父も「日露戦争」に行かされている。
私達が今戦争のない時代を過ごせているのは、彼らの世代の犠牲によるものだ。
それに引き替え、私達の世代はこれまで何もしていない。
前の世代によって育てられた果実を食べ尽くしているだけだった。

私達は、先達の犠牲によって与えられた制度に、魂を入れなければいけなかった。
「民主主義」という器に、「日本国憲法」という器に、
たくさんの人々の想いや行動を詰め込まなければいけなかった。
それが後を託された私達の責任だった。
恥ずかしいことに、その果たすべき責任を私達は怠ってきた。

この60余年に渡る長い怠慢の結果、
気づかされないままアメリカによる占領は完璧に持続され、
自立した国になる気概など完全に失ってしまっていた。
今ここに、最も愚かで危険な指導者を頂いてしまい、
原発再稼働、TPP加入、集団的自衛権など、日本が壊れるに十分な問題を突きつけられ、
私達の側の抵抗する力は、まるで心許ない。
おまけに、日本の制度の空っぽな実態をこれ以上見せないようにと、
「特定秘密保護法案」なるものまで用意された。
もう絶体絶命崖っぷちだ。

だけど、もがいてやる。崖から落とされないようにもがいてやる。
もし、落とされても這い上がってやる。
あきらめたりなんか、してやるもんか。
(心の中で小さくそう言ってみる。)

先達からもらった「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」という器に、
「未来の安全のために、原発は止めましたよ。」
「日本が自立するために、TPPには入りませんでしたよ。」
「戦争に反対するために、集団的自衛権は行使しませんでしたよ。」
「自分たちの思いを伝えられるように、国の仕組みを正しましたよ。」
「命と生活の格差をなくすため、みんなで助け合って暮らしていますよ。」
なんとか、こんな報告を入れたいと思っている。

私達の世代に残された時間は、そんなに長くは無いけれど、
後に続いてくれる人達のために、ほんのわずかでも、
日本の空っぽの器に、私達の思いと実績を入れて、
「中身が入って、少しは重くなったね。」と思ってもらいたい。

なんだかつくづくそう思った、団塊じいさんの日曜日の昼下がりです。



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