神戸の路地から
神戸の路地から、政治についてぼやいたり叫んだりするブログ
カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -



プロフィール

日だまりの老犬           (加島一正)

Author:日だまりの老犬           (加島一正)
神戸の下町でちっちゃな塾を営んでいる、団塊じいさん。
どんな子でも自立して社会に出れば、そこそこ幸せな生活ができるような世の中にしたくて、がさごそと動く今日この頃。
心がける合い言葉は、「あきらめず、しなやかにしたたかに。」



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



FC2カウンター



リンク



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



フランスのル・ペン氏を極右と言うなら、安倍自民党も極右政党と呼べ。
フランスでは大統領選挙の第一弾が終わりました。
第2弾の決選投票に向け争っているのは、この二人です。

フランス 選挙1

写真は朝のNHKニュースの解説です。
■1位 マクロン前経財相(中道:無所属)
■2位 ル・ペン(極右:国民戦線)
どこのマスコミもこんな肩書きでの紹介です。
こんな風に並べて解説されてしまうと、
外国のことなどよく知らない日本の人達は、こう思うでしょう。
「台頭する差別主義者の極右ル・ペンと、
 それに待ったをかける、新進の中道マクロンとの戦い。」
しかし、状況はそんな単純な事ではなさそうです。
先日、フランス政治に詳しい先生から講義を受けることができました。

フランス 予備選1
(左から、フィヨン、マクロン、メランション、ル・ペン、アモン)

上に並んだ5人の候補者が予備選を戦いました。
結果はこうです。
1位 マクロン(前経財相「社会党」→「前進」) 24.0%
2位 ル・ペン(「国民戦線」)            21.3%
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3位 フィヨン(元首相「共和党」)          20.0%
4位 メランション氏(「左翼党」)           19.6%
5位 アモン (「社会党」)                6.4%

これまでになく、フランスの政界も混乱しております。
かつて政権を担った党の代表であるフィヨンとアモンは、決戦には残れませんでした。
今回決選投票に残った2人は、新たな政党の代表です。
謂わば、日本にとってはうらやましい「政界のガラガラポン」です。
しかし、日本では決選投票に残ったこの2人をキチンと把握できていません。

1位のマクロン氏は、
既成政党の代表ではありませんが前閣僚で、
フランスの上層階級の代表である、超エリートです。
口では「フランスに変革をもたらす」と言っていますが、
親米でグローバリズムの支持者であり、EU残存派です。
口は達者だが話の中身はないという、
日本人で言えば、小泉純一郎を若くて賢くした政治家と言えそうです。

一方の2位ル・ペン氏は、
極右というレッテルで日本では誤解されがちな人です。
確かに所属する「国民戦線」はトンデモ極右政党でした。
しかし、党首である父親を追い出し、党の方針を大きく変えました。
なにより、グローバリズムに反対し経済格差をなくそうと訴えました。
また、アメリカへの追随主義をやめ、EU離脱を唱えています。
差別主義と言われますが、人種差別ではなく自国優先主義者です。
フランス国民であろうとするなら、人種が違おうと護るという主義です。
それでも私はその政策に反対ですが、
ただ、日本会議=安倍自民党の方がより民族差別の右翼であり、
経済格差に関心のない安倍政権より、ル・ペン氏がよっぽどどマシです。

また、4位になったメランション氏はアメリカで言えばサンダース氏のような候補です。
予備選後半では、決選投票に残るかというくらい追い上げてきていました。
もし、ル・ペン氏 vs メランション氏となっていれば、
右派からと左派からの、反グローバル主義、反アメリカ追随主義の、
金持ち優遇ではない、低所得階級に依拠するポピュリスト同士の対決でした。
アメリカで言えば、トランプ氏 vs サンダース氏、
とても日本では実現できない、ある意味うらやましい対決です。

また、ル・ペン氏は安倍首相と全く違う事があります。
それは言葉に責任を持っているということです。
安倍首相のように息をするように平気でウソをついたり、
ウソがばれても言った覚えがないと、ごまかしたりはしません。
ル・ペン氏は自分や党に不人気なりそうな政策でも、ハッキリと訴えます。
これだけでも、日本と比べてフランスの政治の方がうらやましい。

今回のフランスの大統領選挙の決戦について、私はこう思います。
本当は ル・ペン氏 vs メランション氏の対決になってほしかった。
しかし、マクロン氏 vs ル・ペン氏なら、多分マクロン氏が勝つであろう。
そして、フランスはほっとしながら、マクロン氏の偽の改革によって、
真の改革から少し遠ざかってしまうであろう。
それでも、それでも、日本より遙かにマシな政治状況であることか。

日本のマスコミは、海外の政治を薄っぺらな解説でごまかします。
そして、海外の政治家の足下にも及ばない安倍首相らをヨイショします。
よほどしっかり世界を見ていないと、知らない間に私たちは、
日本の政治が一番素晴らしいと思い込まされてしまいます。

マスコミが極右とレッテルを貼る ル・ペン氏は、
信条には同意できないとところがあるとしても、
少なくとも安倍晋三氏より遙かに有能で誠実な政治家です。
マスコミに告げる。
「ル・ペン氏を極右と言うなら、安倍自民党も極右政党と呼べ。」







スポンサーサイト


コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://kobebackstreet.blog.fc2.com/tb.php/193-2f385266
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)