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神戸の路地から
神戸の路地から、政治についてぼやいたり叫んだりするブログ
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日だまりの老犬           (加島一正)

Author:日だまりの老犬           (加島一正)
神戸の下町でちっちゃな塾を営んでいる、団塊じいさん。
どんな子でも自立して社会に出れば、そこそこ幸せな生活ができるような世の中にしたくて、がさごそと動く今日この頃。
心がける合い言葉は、「あきらめず、しなやかにしたたかに。」



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日本は戦争加害国だったから、戦争被害国にもなった
毎年お盆の敗戦記念日近くになると、
故・小田実さんの言葉を思い出します。
だいたいこんな言葉だったと憶えています。

「日本には、戦争の被害の悲惨さを描いた素晴らしい作品がたくさんある。
 でも、戦争の加害の悲惨さや残酷さを描いた作品はほとんどない。」

小田さんが戦争被害の悲しさを描いた作品としてあげていた作品の1つは、
この「ちいちゃんのかげおくり」です。
https://honto.jp/netstore/pd-book_26244966.html
ちいちゃんのかげおくり

少なくとも、十数年に渡って小学校低学年の教科書で採用されています。
心つまされる児童文学の傑作です。

また、去年は戦争被害を淡々と描く名作が誕生しました。
この世界の片隅に

これらの作品以外にも、戦争被害の悲惨さを描いた作品が多くあります。
今日の深夜にはNHKでこの映画が放映されます。
最大の悲劇である被爆を再現した映画です。
ここ数日のNHKの現場人の頑張りに、拍手を送ります。
ひろしま

これらが描く、戦争の悲惨さ、哀しみ、愚かさ、怒り、
それは終戦記念日だけでなく、常に訴え続けるべきものです。
世界共通の悲しみです。

しかし、私はそれと同じように、いやそれ以上に、
日本の人に知らさなければならないものがあると思っています。
それは日本が犯した加害の歴史の記録です。

先の大戦で亡くなった人の、国別人数です。
戦争被害者の数はなかなか決めにくいものです。
それでも、次の参考資料で、
おおよその加害と被害を見比べることができると思います。
・・・・・・
【 第二次世界大戦の犠牲者 】
  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
■日本
    軍 人:212万人
    民間人:50~100万人
■中国
    軍 人:300~400万人
    民間人:700~1600万人
■朝鮮
    軍 人:(日本軍に含まれる)
    民間人:38~48万人
・・・・・・
中国の民間人犠牲者は、日本の10倍以上です。
誰が殺したか。日本人です。
「日本人は、殺した結果として、殺された。
 加害者であったからこそ、被害者にもなった。」
そう言えるのではないでしょうか。
敗戦記念日までは遠慮していたのですが、
日本は一方的な被害者ではない、
それ以上に加害者なのだと言いたいのです。

戦争被害だけを国際社会に訴えていても、
日本は取り残されるだけです。
まして、安倍政権のような歴史に背を向け、
もう一度戦争を煽るような政府では外交はできません。

私たちは、自分たちの手で、
加害の歴史を描いた作品をつくり出す必要があります。
満州建国や韓国併合(植民地化)政策を検証する映画、
従軍慰安婦や南京虐殺の実態を調査する映画を、
後世に残していかなければならないと思います。

被害の映画は悲惨で哀しいけれど、ある意味美しく描けます。
でも、加害の映画はどこまでも汚く醜くい作品になります。
それでも描かなければ、
歴史を知らない日本人ばかりになってしまいます。

嫌韓や嫌中で盛り上がる愚かなヘイト国家にならないために、
日本がまともな国で留まるためにも、
なんとか、その気運を盛り上げていかなければならないと思います。
まずは、勇気を出して、
中国と朝鮮から描いた戦争の映画を視ることから始めるとしましょう。



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