神戸の路地から
神戸の路地から、政治についてぼやいたり叫んだりするブログ
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日だまりの老犬           (加島一正)

Author:日だまりの老犬           (加島一正)
神戸の下町でちっちゃな塾を営んでいる、団塊じいさん。
どんな子でも自立して社会に出れば、そこそこ幸せな生活ができるような世の中にしたくて、がさごそと動く今日この頃。
心がける合い言葉は、「あきらめず、しなやかにしたたかに。」



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地震の際、原発にどう反応すればいいのか
熊本地震の最初の揺れからもう何日も経ち、まだ余震が続いています。
これまでの地震と同じように、日を追うごとに被害の大きさが見えてきます。
1階が潰れた家、被災者の行列、避難所の劣悪な環境、
20年前に目にした神戸の風景が頭に飛び込んできます。
避難者に早く安らぎの場所をと祈るばかりです。

何を援助していいか分からない人は、とにかく義援金です。
私も義援金の恩恵を受けました。荷物にも邪魔にもなりません。
お金は何にでも姿を変えることができます。輸送の手間もかかりません。
私はいつも赤十字を通すより、直接現地の自治体に送るようにしています。
まずは、お金を義援金を送りましょう。

ところで、原子力発電所のことです。
地震被災者がたくさんいるのに、なんで原発の話になるのかと言われますが、
どうしたって原発のことは気になります。
川内原発の即時停止の声が当然起こっています。
私も同じ考えです。

ところが、私が信頼し尊敬している方の冷静な分析が、ネットでありました。
「今は川内原発を止めるべきでなく、かえってリスクが高くなる。」
「反原発はもっと落ち着いてからにするべきだ。」
内容を読ませていただいて、確かに納得しました。
なるほど、今は止めないで、運転を続けるしか仕方がないと思いました。
それに、こんな親切に冷静に説明してくれる人以外にも、
「何も分からない一般人は、騒がず黙っていろ。」というような、
いつもの高飛車な論調で説教する人も見受けられます。

そこで、少し考えさせられました。
こういった災害が起きたとき、私たちは原発にどう向き合えばいいのか。
とりあえず私が出した結論はこうです。
「原発が怖いと思ったら、遠慮しないで怖い怖いと騒ごう。」
「待ってなんていられない、いますぐ止めてくれと訴えよう。」

九州電力が、関西電力が、東京電力が、
「住民が怖がっているから、すぐに止めてあげよう。」なんて、
そんなヤワな組織であるはずがありません。
構造的にも、2・3日ですぐ止める事ができない事ぐらい想像できます。
それに、私たちは九州電力の社長に殴りかかっていく訳ではないのです。
べつに、九州電力に火炎瓶を放り込もうという訳でもないのです。
ただ、怖いからすぐに止めてくれと言ってるだけです。
逆に、もしこの地震の後に「原発とめろ!」の声がなかったなら、
電力会社はもう国民はあきらめたのだと見なして、
勝ち誇ったように好き勝手に稼働することでしょう。

事実としてすぐに止める方がリスクが高くなるというのなら、
丸川大臣のように木で鼻をくくったような拒否をせずに、そう説明するべきです。
一般庶民は原発運営のメカニズムは分かりません。
原発を勉強してから出直せと言われても、それはどだい無理な話です。
国民を納得させる説明責任は、電力会社と政府の側にあります。

そもそも、一般庶民を不安にさせている原因は、電力会社と政府の不誠実です。
これまで国民に十分説明してきたと誇ることができますか。
常に情報を隠し誤魔化し、アメとムチで住民を蹂躙してきたのです。
電力会社と政府がフクシマ原発にこれまでどう対応してきたか、
その経過をつぶさに見てきた私たちが、今さら電力会社と政府を信じることができるのでしょうか。
私たち一般庶民が得てきた教訓は、
「黙っていれば、好き勝手にやられてしまう。イヤなら、イヤと言おう。」です。
国民の命と生活を守るため、原発反対を訴えることに何の遠慮も要りません。

フクシマ原発の事故以後、
原発の推進は、ほとんどの国民に拒否されています。
地震国の日本では原発は無理だと、たくさんの国民が認識しています。
原発は他の発電より高くつくと、たくさんの国民に知られました。
原発がなくても電力不足にはならないと、気づかれてしまいました。

もうこれ以上、「黙って言うことを聞け。」という原発運営は無理です。
地震が起きても大丈夫だと言い張るのは無理です。
電力会社が生き残るには、国民との信頼関係を築かなければ無理です。
電力会社と政府に現状を理解させるためにも、私たちは言い続ける必要があります。

「川内原発はすぐ止めろ!」
「伊方原発もすぐ止めろ!」
「全ての原発を、すぐ止めろ!」


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